とにかく叱咤激励してくれる本 ジョン・トッド「自分を鍛える!」
生活態度を見直すきっかけになって、机の上に置いてすぐ取れるようにしてあるくらいにはお気に入りの本になりました。
100年以上前に書かれていても、今に通用する普遍的なことが書いてあります。
概要は出版社の書籍情報などを見ていただくとして、ことあるごとに自堕落な態度を厳しく諫めてくれます。
特に肝に銘じておきたい記述が、
頭脳を休め、活力を早く取り戻すには、他の勉強にとりかかること(133頁)
という箇所。
人生には一秒でもムダにしている暇はない、と言われると確かにそのとおりで、頭が上がらない感じになります。
幸いにも、今の時代はKindleなどで一度にたくさんの書籍を持ち歩くことが可能なので、本書に書いてあることは実践しやすくなっていると思います。
おかげで、積ん読や読みかけの本が多数あっても
「他の本を読んで、飽きたらまた戻ってこよう」
という感じで罪悪感も薄くなりました。
ブログの執筆にも応用できるところが2点あって、
集いを去る時は、来た時よりもいちだんと賢くなっているか、あるいは他の人を賢くしていなければおかしい(153頁)
まず1冊の本を手にとって、1章だけ読んでみるとよい。(中略)グラスに1、2杯飲んでみて、まずければ、そのワインはすべて駄目なのであって、それを判断するために樽の中身を全部飲む必要はあるまい。(104頁)
というところ。
そのため、このブログも
- 読んでいる人にとってすこしでも役に立つ記事にする
- わかりやすく、要旨は最初の方に書く
の2点に気をつけて書いています。
日々の生活を見直す本では、同じ出版社から出ているチェスターフィールド「わが息子よ、君はどう生きるか」もありますが、「自分を鍛える!」の方が記述がド直球なので好みです。