メンタル不調を自分から治しに行く本「いやな気分よさようなら」
認知行動療法の本『いやな気分よさようなら 自分で学ぶ「抑うつ」克服法』の紹介です。
自分にとってはかなり役に立ちました。
この本のおかげで、他のメンタル系の本を読み始めるキッカケにもなりました。
「認知行動療法」の言葉だけは前から知っていたのですが、実際の内容は、メンタル不調になってからもよく分かっていない状態でした。
そんな中、「問題解決大全」で「ぐずぐず主義克服シート」の出典として紹介されていたので購入したという感じです。
主治医の先生は基本的に体調などを聞いて薬を出すという流れで、自分も「こんなものかな」と思っていました。
しかし、この本を読んで「メンタルを自分から治しに行く」のが「アリ」だと知ることができました。
主な内容としては、メンタル不調の状態は「認知の歪み」であって、その考え方を矯正する必要があるということ。
歪みの種類は10種類に分類されているのですが、自分にとっては「あるある」なものばかりです。
その中でも、自分がどの歪みを持つ傾向があるのか、自己分析しやすくなりました。
認知の歪みを治すための課題は豊富で、すべてをやろうとするとかなり骨が折れると思います。
その中で手軽にできて役に立ったのは、「自分でできたことをカウントしてみる」というもの。
アナログのカウンターの代わりにスマホアプリで挑戦してみたのですが、メンタルがかなり落ち込んでいる状態でも「自分でやったこと」はそこそこ多いことに気づくことができました。
セルフチェックも何種類かあるので、定期的に値を測って、自分の状態をトレースするのに役立ちます。
かなり分厚くて持ち歩きには不便ですが、興味ある人は一読の価値ありだと思います。